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もう一度、食べられる奇跡を起こしたい

何でも噛んで食べられることが自慢だった父が入院して絶飲食。本当に父は絶飲食を強いられる嚥下機能なんだろうか?

83歳の父が肺炎になり、総合病院入院しました。その原因の一つに誤嚥があったことで、入院して絶飲食となりました。
入院する前まて、歯が27本ある父は、何でも噛んで食べられることが、自慢の一つでした。
入院前の休日は、私を含む娘とステーキを食べにでかけていました。

父は現状を理解できず、著明な口渇に苦しみ、生き地獄でした。
嚥下機能を調べる内視鏡も二回行い、ともに誤嚥を理由に絶飲食が継続されました。
しかし、高熱で、入院環境への困惑、点滴を自抜することを理由に抑制もされている中で、その検査結果の妥当性はどうだろうか。

嚥下造影もしましたが、慌ただしい時間で呼ばれ、口腔内ケアもしっかりできないまま、本人の心身の準備もないままでした。
検査中の体位も辛く左足が台からずり落ちることで、「痛い痛い、もう、いい!」と大声出す中、食べ物入れられても、正しい検査結果なのでしょうか?
しかし、主治医は、肺炎治療のリスクになる誤嚥は避けたいからということで、絶飲食は継続され、15㎏体重が減りました。

約二ヶ月の入院により、肺炎は治っても、経口摂取は不可能な状態になりました。
父のストレスを減らすために、私達家族は、毎日夕方から寝るまで、土日は8時間、病室で父と共に居ることで抑制を外させました。

STが諦めても嚥下機能を高める体操を続けました。誤嚥して上手くできないという含嗽も私達が介助すれば、今まで通りにできます。
そんな中、在宅医療を望む私達に出された方針は、家族負担も考えて、頸管栄養ならば、一日一回、点滴ならば、一日一本、という方針でした。
つまり、看取り方針でした。

でも、父は生きようとしてました。痩せ細り、口渇で食べられない生き地獄の中で、普段通りに、自力で起き上がり布団を整え、尿意を訴えトイレに行こうとします。
本当に父は絶飲食を強いられる嚥下機能なんだろうか?

総合病院のリスクあるものは、何しろ避ける方針により、もっていた機能も奪われ、看取り?いずれも、娘として後悔で涙が止まらない。
今は、在宅医療で、生きようとしている父をもう一度経口摂取できるよう、また、口渇の生き地獄から脱することができるように、頸管栄養で栄養を入れているところです。

もう一度、食べられる奇跡を起こしたい。

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