口から食べることが難しくなったり、「食べられない」と医師に診断された多くの場合、食事を禁止されますが、そうではない応援団も沢山いるってことを知ってほしい。
ただ、今の医療制度や、多くの病院・施設では実態として食べる支援をそうはやってくれません。結局は自分で動くしかないし、誰かが積極的に食べることを挑んでくれないかぎり、その食べたい願いは叶わないということの実態があります。
私が食事サポーターテキストを作り、食事サポーター講座回数を増やし、食事サポーターインストラクターを育成したいと思った理由は、あまりにも、一般の方々の「備え」が足りないと思うことが多いからです。食べることが難しくなることは万が一ではありません。誰にでも起こりうることです。特に、要介護高齢者は、誤嚥性肺炎になって、禁飲食の印籠を医師からいつ渡されるかわからないんです。2週間後には「食べることは難しい、嚥下造影や嚥下内視鏡で誤嚥を検出した。食べると誤嚥性肺炎が悪化して死に至りますよ」と。とても身近なことなのに、あまり考えたことがない・・・
結局、その時にはたと困ってどうすればいいかわからない。どこかで、だれかが食べることをやってくれないだろうか?本人がかわいそう・・・と悩み苦悩する。時すでに遅しということになります。
人工栄養のみで寝かされ続ける苦痛をどれだけの人が備えているだろうか?
加えて、人間の命は食べられなくなって終わるということをあまり理解していない人も多くいます。
口から食べる幸せを守る会には8月から10月までの3ヶ月で80通の相談メールがきました。
その都度対応していますが、正直どうしてあげることもできず、空しくなることが多々あります。
皆さんが同じように、備えてこなかった人たちのように思えて仕方ありません。
結局はそうなってしまってから困り果てる・・・
食べることを病院や福祉施設にお任せでは対応しきれない実態を知らなさすぎます。
マンパワーは不足の一途を辿っていて、食事介助をする人材はこれからも増えないんです。
だから、家族もお任せではなく、やってくれないではなく、正しい食事介助の知識をもって一緒にやらなければいけないし、地域一体となって支えていける人材を増やさなければいけないんです。
多くの人に、備えをしっかりしてほしい、そうならないように予防法を知ってほしい、そうなったらどうするかの備えをしておいてほしい、そうなってしまったらどうするかの覚悟もしておいてほしい、そして、自らが大切な家族を守るために学んでほしい。そんな思いで、食事サポーターテキストと食事サポーター講座を作りました。
講座開催を希望される方は口から食べる幸せを守る会事務局までお問い合わせください。
食事サポーターインストラクター
超高齢社会が加速するなか、口から食べることが困難になることは万が一ではなく、誰にでも起こりうることです。
口から食べることの正しい知識をもち、食事を自力で安全に食べることが困難な人達への理解を深めていくことは、大切な家族の幸せを守り、安心して暮らせるために必要なことです。
以上のことから、全国で食事サポーター講座を開催できるインストラクターを増やしていく予定です。
下記に登録されているインストラクターをご紹介いたします。引用:食事サポーターインストラクター 2019年10月現在
随時更新されますので最新情報をご覧ください。
東北
関東
NPO法人口から食べる幸せを守る会(理事)
甲信越
東海
NPO法人口から食べる幸せを守る会(理事)
北陸
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NPO法人口から食べる幸せを守る会(副理事長)
九州沖縄
まつしま歯科医院
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